子供とパソコン~続きの続き

インターネットを利用している子供たちにとってブログなどを利用することは結構簡単のようです。大人はパソコンを始めるとき「仕事で必要だから」とか「いまどき使えないと恥ずかしい」といったちょっと消極的なきっかけからはじめます。しかし、子供たちは純粋に興味があるというだけのこと。

子供の吸収力は自分が子供だったときのことを思い出せばわかります。

というわけで、アマチュア無線用の鉄塔のための穴を掘りあげた続きです。

まずは基礎となる一つ目のユニットをコンクリートで固めなくてはなりません。説明書にはあまり詳しいことは書かれていませんでしたが、垂直にしなくてはならないことはわかります。

「でもどうやって?」

大工さんが使う水平や垂直を見る道具(名前は知らない)は家にありましたが、そんなもので10メートル以上のものの垂直がわかるとはとても思えません。最初の基礎の2.75メートルが完全に垂直でないと上に行けば行くほど斜めになってしまいます。

当時、我が家の近所は住宅建築ラッシュでした。そこでちょくちょく覗きに行っていた現場の大工さんに聞きました。どうしたら柱がまっすぐに立つのかと、、、そしてどうしたら鉄塔がまっすぐに立つのかを。

そして教えてもらったのが円錐状の錘のようなものに糸をつけて垂らし、断面が正三角形だった鉄塔のそれぞれの支柱から垂らした糸までの距離が鉄塔の上の部分と下の部分で等しければよいということ。そしてコンクリートを流しながらそのつど確認し微調整するとよいとのこと。

なんだか算数の図形の問題をやっているようでしたが、その大工さんはよくわかるように親切に教えてくれました。

さて、私はまずその穴に砂利を敷き詰め、しっかり固め、一つ目のユニットを入れました。そして3方からテントの支柱を支えるようにロープで固定しました。ロープの長さが簡単に変えられるように両側がフックになっていて真ん中がねじになっており、くるくる回すと長さが変わるやつ(これも名前は知らない)を使いました。電柱を支えるワイヤーなどにも使われているやつです。

そして大工さんに教えてもらった方法でまずは垂直に固定しました。

さてそこにコンクリートを流さなくてはなりません。もちろんミキサー車が来てくれるわけでもないので自分でセメントと砂利、砂を混ぜて混ぜて混ぜて作ります。その方法はうちの父が花壇を作ったりブロック塀を作ったりするときに手伝っていましたのでわかります。

でも、量が違いました。1メートル四方もない小さなコンクリートを混ぜるためのフネでできるコンクリートはごくわずか。やっとのことで一杯分作って穴の中に入れても穴に敷き詰めた砂利がやっと隠れる程度でした。

その時点でまた気が遠くなりました。これは穴を掘るより大変だぞ…と。

それからというもの朝早起きして少しやって、部活が終わって帰ってからまた少しやってそのつど大工さんに教えてもらった方法で垂直を確認し、修正し、の繰り返し。垂直の修正は最初のうちだけで、後は確認するだけでしたが、穴いっぱいにコンクリートを入れ終えるのに一ヶ月はかかりました。

2.75メートルのユニットは地面の上に1メートルほど顔を出しているだけ、その基礎の部分だけを眺め、すごい達成感を感じたものでした。またまた続き…

はてなブックマーク数 このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録