子供とインターネット

昨日の新聞記事に下田博次氏の記事が出ていました。「学校裏サイト」の著者で早くから子供がインターネットを利用することに対する危険性をアピールしてきた方です。

首相のコメントが出てようやくこういう記事が出るようになったのか?と思わせるようなタイミングです。新聞社としてもっと早い時期に取り上げるべき記事であったと思いますし、これまでこのような記事は事件の結果としてのコメント程度であったことに不信感すら覚えます。

90年代半ばWindows95の販売当初はインターネットといえば比較的有益な情報が割合としては多かった気がします。それまでは金儲けの道具ではなく純粋に情報を交換、共有する道具であったと思います。

しかし、パソコンユーザーが増えるにつれ、金儲けの道具一辺倒になってきています。特に携帯電話によるインターネットはその流れに拍車をかけてきていると思います。

もちろん私もパソコンは金儲けの道具にしています。多くの大人が仕事でパソコンやインターネットを使う、その部分を否定することは出来ませんし、それがなければきっとここまでインターネットが普及することもなかったでしょう。

問題はその匿名性の高さとその情報の信頼性の低さです。匿名性が高いからこそ少しくらいとグレーなサイトを作ってみたり、アクセスしてみたり。そしてそれらはエスカレートしていきます。

大人ですらそれをコントロールするのは難しいことでしょう。現実に勤務中にネットサーフィンを楽しんでクビになったり、ネット詐欺に引っかかったり。

携帯と言うインターネット端末を持った子供たちはそれらのよからぬことを考える連中にとっては格好の獲物です。さらにその中で育った子供たちはそれが当たり前のことのように考えていってしまいます。そして彼らが大人になったとき今度はその子供たちめがけて罠を仕掛けだすのでしょう。

いまさら子供たちからインターネットを取り上げることは不可能でしょう。でもせめて家族共有のパソコンから使わせる。ということが大切ではないでしょうか?別に中身を監視するわけではありませんが、子供にとっても「あまり変なことはしちゃいけない」という緊張感があると思います。

パソコンを使ってのインターネットは中学生くらいになれば必要と思いますし、有益な部分も多いと思います。しかし、携帯電話でのインターネットはまったくといって良いほど必要ありません。

携帯電話会社さん…フィルタリングなんてかわいらしい対応ではなく子供用の機種と大人用の機種を完全に分けて開発してください。子供たちがインターネットにアクセスしてくれることで、との通信費で潤っているのかもしれませんが、ほとんど有益なことをしていません。

子供たちにいろんなえさをチラつかせて釣っておいて、あとは親が管理してください。自己責任ですから…なんていう態度は大手企業としてあまりに無責任です。

スーパーに買い物に行ってどれもとてもおいしそうに見える。でも、何の表示も無い。何が入っているかまったくわからない。「危険な原料を使っているか、消費期限は過ぎているか、それは自分で判断してください。」と言っているようなもの。

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