高校生で一人暮らし(1)

私は豊橋南高等学校出身です。確か10期生くらいだったかと思います。当時は学校群制度というのがあり1群を受験して合格すると時習館高校か豊橋南高校に振り分けられるのです。

で、私は豊橋南高校に決まったというわけです。こちらは新設校しかも町外れ、向こうは伝統校、街中に近い、そんな対照的な学校です。勉強にしろ、スポーツにしろ何かと対抗心を燃やしていたような気がします。

ところでその豊橋南高校はその名のとおり豊橋市の南のはずれに位置し、交通の便があまりよいところではありませんでした。公共の交通機関を使って学校に行こうとすると「歩きまたは自転車で二川駅へ、東海道線で豊橋駅、渥美線で大清水駅へそこから歩いて学校」と電車の待ち時間を入れたりすると1時間くらいかかります。

我が家から学校までの距離は13キロ。毎日自転車で通うことにしました。風向きにもよりますが、大抵40分くらいで学校に着きます。

私が高校2年になったとき親父の転勤が決まりました。東京です。妹は中学3年。普通であれば単身赴任というところでしょうが、何とお袋は親父についていくという。妹は当然微妙な時期ながら連れてかれる。

さて私は…高校で転校なんぞしたくない…

というわけで一人暮らしをすることになりました。高校の近くの下宿です。私以外に3人いましたがみんな愛知大学の大学生でした。とてもまじめな大学生のお兄さんたちです。下宿は高校の近くでした。回りは畑と住宅しかないところです。夜遊ぶところもありませんし、今のようにコンビニなんてありません。8時ともなれば、ものすごく静かです。

下宿代は確か朝夕弁当付きで42,000円。ただし土曜の夜から日曜の夜は食事が出ないというシステムでした。

親からは月に50,000円もらって下宿代以外の8000円で4回の週末を過ごさなくてはなりません。部活の試合などで使う交通費も何とかしなくてはなりません。自宅に戻って自炊したりパンを買ってきてかじってすごしたりと…結構つつましい生活でした。

アルバイト…?下宿のまわりには何もありませんし、街まで出るには自転車で30分はかかります。今のように高校生が出来るアルバイトもあまりない時代です。そんなはじめてのひとり暮らしが高校2年の夏、始まりました。

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