ターニングポイント

時々ふと「あの時こうしていたらどうなっていただろう?」と思ったりしませんか?若いうちはただがむしゃらに毎日を生きてきた気がしますが、ちょっと振り返ってみると結構いろんな決断をしてきたものです。

私はあまり過ぎたことはくよくよしない性質なので、後悔するという思いは持ちませんがひとつだけ私の人生に大きく影響を与えただろうターニングポイントがあります。

それは高校を選択するときのこと。

以前このブログでも書きましたが、中学生当時私はアマチュア無線と電子工作にのめりこんでおりました。陸上部の練習が終わって家に帰るとすぐ無線機の電源を入れて…朝は4時ごろ起きて無線機の電源を入れて…の繰り返しです。

大人になったらこういう電気にかかわる仕事がしたいと思っていました。近所の電気屋さんがハンダごてを使って修理をしている後姿にあこがれたりもしていました。

当然進学しようとしていた高校は工業系、電気系。しかし当時の近所の工業高校はあまり評判がよろしくない。校内暴力世代ですから…しかし、その工業高校でよい成績で卒業すれば地元に新しく出来た技術大学に推薦で入学できると言う。

その大学には何かの公開イベントで何度か行っていたのでとてもあこがれていました。

中学生の私の成績は250人中40番前後。まずまずの成績で工業高校には問題なく進学できます。ところがそのときの担任の先生のアドバイス。

「君の成績なら市内で2番目クラスの普通科高校に行ける。そこでちゃんと勉強すれば技術大学くらいは行ける。」

へーそうなんだ。で、そこで頑固で意地っ張りな私はどうせ普通科に行くなら1番がいい。それから受験までの半年間は大好きなアマチュア無線もやめて勉強し市内でトップの普通科に合格することが出来ました。

その高校に入ってわかったこと。確かに技術大学にはそれなりの成績で合格できそうです。でも普通科の高校であれば他の大学も選び放題です。成績さえ良ければ日本のトップの大学に合格している人が何人もいる高校です。

高校生とはいえ、まだまだ子供ですからそういう広い世界が見えてくるとのぞいてみたくなると言うもの。

気がつくとアマチュア無線はやらなくなり、技術大学へ行くという考えもなくなりました。

街中で大きなアマチュア無線のアンテナを見たり、車に取り付けたアンテナを見たりするとアマチュア無線にのめりこんでいたころのことをふと思い出します。そして「あの時工業高校に行っていたらどうなっていたかなぁ…」とちょっと思ったりします。ハンダが溶けるときの臭いがなんだか懐かしく感じたりします。

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